海や山で思う存分に遊んだ子供たち。
真っ黒に日焼けした顔で二学期を迎える八月末。
静けさを取り戻した高原に、
どことなく秋の気配がする今日この頃。
蝉に代わって野原から虫の声。
青草の中でススキが花を着けました。
残暑はいつまで続くのか
しかし、耳にも目にも秋はそっと忍び寄っています。
ススキの花
8月29日、福島県猿楽台地にて撮影。
野口雨情は船頭小唄の中で
「花の咲かない 枯れすすき」と詠っています。
高原の夕暮れ
山は暮れて
野は黄昏の
芒かな 蕪村
8月29日、会津高原にて。
秋は季語の宝庫。歳時記の題材となる景色が沢山あります。
山梨勝弘 記
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