山口県の仙崎に立ち寄りました。
巾着の様な地形の港町に実家の本屋さんがあります。
金子文英堂
胸像と碑文
みすゞさんは今でもこの町にいて、
みんなから愛され慕われています。誰が始めたのか家々の表には、
手作りでみすゞさんの詩が掲げられています。
町の西に広がる緩やかな弧を描く浜辺。
この浜辺で「すなの王国」を創ったのかな・・・。みすゞさんもここから山の向こうに沈むお日様を
きっと、何度も見たのでしょうね。
深川湾の夕景
王子山の展望
公園になるので植えられた、
さくらはみんなかれたけど、
きられた雑木のきりかぶにゃ、
みんな芽が出た、芽がのびた。
木の間に光る銀の海、
わたしの町はそのなかに、
竜宮みたいにうかんでる。
銀のかわらと石がきと、
ゆめのようにも、かすんでる。
王子山から町見れば、
わたしは町がすきになる。
ほかしのにおいもここへは来ない、
わかい芽立ちの香がするばかり。
「ほかし」は発酵させた肥料のことかな?
山梨勝弘
http://www.yamanashi-photo.net
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